無名の畳屋が150回以上メディア取材された理由

徳田直弘|畳屋ラッパー 人生

メディアが取り上げやすい形を意識した

福岡県朝倉市。人口およそ5万人の地方都市。
そこで私は、創業1905年の家業である畳店を継ぐ4代目として働いています。

肩書きは、畳職人。
正直に言えば、世の中的には“目立つ職業”ではありません。

都会の有名企業でもない。
資金力がある会社でもない。
特別なコネがあったわけでもない。

それでもこれまでに、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webなど、150回以上のメディア取材を受けることができました。

なぜ、地方の無名の畳屋が、そこまで取材されるようになったのか。

今日はその理由を書きます。


1. 畳を売る前に、物語を伝えた

昔の私は、「畳の良さを伝えたい」と思っていました。

でも、ただ畳の性能や価格を伝えても、人の心は動きません。

  • い草の香りがいい
  • 調湿効果がある
  • 日本文化として素晴らしい

もちろん本当です。
でも、それだけではニュースにはなりません。

人が興味を持つのは、商品より“人の物語”です。

地方で家業を継ぐ4代目。
若い世代なのに畳職人。
伝統産業なのにSNS発信している。

そういう背景のほうが、先に人の心に届くと気づきました。


2. 畳屋ラッパーになった

私は途中から「畳屋ラッパー」と名乗るようになりました。

普通に考えれば変です。

畳職人なのにラッパー。
伝統産業なのにHIPHOP。

でも、だからこそ覚えてもらえました。

メディアは“説明しやすい人”を探しています。

  • 畳屋ラッパー
  • 歌う職人
  • 地方発の異色職人

一言で伝わる肩書きは強いです。

これは奇抜さではなく、伝わりやすさの設計でした。


3. 地方だからこそ、発信した

地方にいると、待っていても仕事やチャンスは勝手に来ません。

都市部には人も情報も集まります。
地方は、自分から声を上げないと埋もれてしまう。

だから私はSNSで発信し続けました。

  • 日々の仕事
  • 畳の魅力
  • 地域のこと
  • イベント企画
  • 自分の想い

地味でも継続しました。

すると少しずつ、

「面白い畳屋がいる」
「朝倉にこんな人がいる」
「取材してみたい」

そんな流れが生まれました。


4. メディアが取り上げやすい形にした

発信は、ただ投稿するだけでは弱いです。

私は意識的に、取材されやすい形を作りました。

たとえば、

  • 写真映えする活動をする
  • 話題性のある企画を作る
  • コメントしやすいテーマを持つ
  • 地域性と時代性を掛け合わせる

メディアの人も忙しい。
「これは企画になる」と一瞬で伝わることが大事です。


5. 一番大きかったのは、継続

実はこれが一番大きいです。

1回バズる人はいます。
1回取材される人もいます。

でも、続ける人は少ない。

私は派手な才能があったわけではなく、
やめなかっただけです。

続けることで信用が積み上がり、
信用が次の取材や紹介につながりました。


無名でも、地方でも、戦える

私は有名人ではありません。

朝倉市の畳屋です。

それでも、伝え方と継続でここまで来れました。

だから思います。

無名だから無理なんじゃない。
地方だから無理なんじゃない。

まだ、伝わっていないだけ。


最後に

もし今、

  • 家業を広げたい
  • 地方で挑戦したい
  • 自分の仕事をもっと知ってほしい
  • 発信したいけど何をすればいいかわからない

そう思っている方がいたら、伝えたいです。

小さくてもいい。
まずは自分の言葉で発信してみてください。

人生は、そこから変わり始めます。


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